経営次進塾スタッフブログ

【第14期/第6回】「自社の経営計画」発表と修了セレモニー

第14期『経営次進塾』第6講(最終講)は、2017年10月20日(金)・21日(土)2日間に渡り開催された。

今回のテーマは『「自社の経営計画」発表』。

いよいよ半年間の次進塾の最終講を迎え、受講生はいつになく正装、そして緊張の面持ちで始まった。

最終講の1日目は自社の経営計画を全員に発表することがメイン。そして前回から頭を悩ませて作成し終えた経営計画ムービーを上映するのだ。

自社の経営計画発表

経営計画の発表に際し、武沢先生から発表の極意を伝授いただく。

経営者が我社員を前に、未来を語る経営計画発表。

そこで必要なスキルはただ一つ。

「未来を見てきたかと思わせるような確信を持ち、自信を持って語りきること」だ。

発表者のオーラはとても大切だ。いくら自信があっても言動が辿々しいと元も子もないと武沢先生。自分自身でも納得のいく発表は、繰り返しの練習に限る。

経営計画発表の前には、最低30回の練習を行って臨んで欲しい。そしてそうすることで、内容が経営者にすり込まれていくのだ。

経営計画発表では、一人60分の持ち時間で約40分を解説とムービー発表、そして残りの約20分が受講生からのフィードバック、武沢先生からのクリニックタイムだ。

一人ひとり半年間の学びを経営に活かし、工夫を凝らした発表となった。

第14期は平均年齢が若く、それぞれのストーリーが大変刺激的だった。

復元力がすさまじく、半年前には予想もしなかった経営を奏でているメンバー。

この次進塾が登竜門と言わんばかり、昇格を果たしたメンバー。

なかなか決断が出来なかった起業への道を確定させたメンバー。

そして、プロポーズを成功させたメンバー。

人生の中でこれほどまでに集中して時間をかけて、経営の基本を学ぶ機会を創れることは、想像以上に人を成長させる。

日々の目まぐるしい仕事と生活の中で、一度立ち止まって自己を、そして経営を見つめるチャンスなのだ。

そして、ここで得たものは知識やスキルだけではない。

共に学ぶ仲間との絆。一生の友となることだろう。

また、全力で支え、ときには叱咤激励の言葉を投げかけてくれる名講師陣。

しかし、これで終わりではない。自身に、自社に、活かしてこそだ。

次進塾はスタートラインに立った受講生を見守り続けてくれる。

サポートプラン『アドバンスコース』では、四半期に一度学び直せる機会を与えてくれる。

そしてOB受講生や、現役受講生とのコミュニティで交流を深めることができる。

経営者は胸の内を話せる相手が限られているというが、共に学び、高めあった仲間が集うこの仕組みに受講生誰もが安堵した。

「また、アドバンスコースで!」と。

特別講義『アジアと日本の経済について』和僑会
筒井ファウンダー

筒井ファウンダーは現在香港在住。幼少期から中国に関心が高く、名鉄勤務時代、香港支社の設立タイミングで転勤を熱望。願い叶って海外赴任を果たす。

その後、香港で起業。紆余曲折を経てビジネスを成功させ、海外で起業する日本人のためのネットワーク「和僑会」を創設。

筒井ファウンダーは、「なぜ今アジアなのか?」を解説する。

それは、日本の人口推移の下降は止められないから。人口が少なく平均年齢が高くなる一方で今後経済がぐんと良くなることはまずない。

日本のGDPはこの20年間ほぼ横ばい。0〜10%成長に比べてアジアの各国を見てみると、平均7〜8%成長している。フィリピンやインドネシアだと平均年齢は22〜23歳と若い。日本は42歳と倍違う。

「ぜひ、海外に出てビジネスをして欲しい!」筒井ファウンダーは言う。

アジア。特にこれからは、カンボジア・フィリピンやインドネシアが面白い。

経営者は、5年後、10年後の指針をワールドワイドで見渡しているのか、それが一番大事。

【大局観】を持ち合わせているか?受講生らに緊張が走る。

我ら受講生に対し、「若い皆さんには、もっと外に目を向け情熱を持って、そして発想の転換を自分の頭でしっかり考えてやっていって欲しい」と、メッセージを送った。

筒井ファウンダーが40歳で香港に移住し培った経験と肌感覚は、現地で生活することで身についたものだという。日本人は優しくて思いやりがある。しかしそれだけではビジネスはうまくいかない。しっかり海外から学び、自分で一歩踏み出してほしいと、アツい思いを受講生らに捧げた。

修了パーティ in 庭のホテル

1日目の夜の修了パーティは、神田で老舗旅館を経営、先代から譲り受けた二代目社長が織りなす和の空間『庭のホテル』グリル&バー『流(りゅう)』で開催された。

特別ゲストの筒井ファウンダーにも飛び入り参加いただき、半年の学びを振り返る。

ここでもスペシャル講座!

二代目・木下彩支配人が、『庭のホテル』創設秘話とともに、経営へのこだわりと社員への思いを卒業目前の受講生らに熱く語ったのだ。

経営と一言に言っても、本当に人それぞれだ。木下支配人は、しっとりと大人しい雰囲気からは想像もつかぬほどのバイタリティ溢れるポジティブマインドの持ち主。

『庭のホテル』を創設するときのこだわりは人一倍だったという。和モダンなどという言葉でオシャレにしたいわけではない。本当の和。

日本の和をふんだんに取り入れたかったと話す。雰囲気だけでなく、一つ一つの小物にも、純日本製にこだわった手触りの良い器やファブリックが取り揃えられている。

「旅館を取り壊してホテルに改装しましたから、初めは誰一人庭のホテルなんて存在を知らない状態からのスタートでした」と、木下支配人。

経営が厳しい状態が続いても、信念を持って最高のおもてなしを築き上げた結果、欧米のゲストに口コミで知れ渡るほどの大繁盛をなし得た。どんなに苦しい状況でも値引きは一切しなかった。現在、トリップアドバイザーでは常々上位にランクインしている。

木下支配人の言葉の一つ一つが、受講生らの今後にまた違った角度で印象深い学びとなった。

この半年を振り返る場としてふさわしい温かい言葉と優しい味の料理に一同ご満悦といった表情だった。

石原塾長の特別講座

最後となる石原塾長の特別講座では、この次進塾で学んだことへのねぎらいと、今後経営者としてどう生きるかについて、大きなヒントが語られた。

知らなかったことを知ったこと。

これは大きな成長である。

特に経営の基本を学んだことで視野が広がり視座が変わる。そして、知ったことをもっともっと深掘りすることが大事。

自分なりの見解を持つこと。そして、発信すること。

情報伝達のスピードは近年で大きく変化した。

ゆえに、世界中の情報をいとも簡単にそして膨大に手に入れることが可能になった。情報が溢れている中、何をキャッチして自分なりの意見にして発信できるか。

そこに共感する人が出来、世界最高の知識とつながっていくきっかけとなる。

「まずはこの半年の学びを、ぜひ内外に発信し、自身にも社員にも浸透させてほしい」

石原塾長の塾創設の思いとともに、最後のメッセージが受講生らに届けられた。

修了セレモニー『修了証書授与』

修了証書は、メイン講師である武沢先生より一人ひとりに手渡された。

感極まる瞬間であった。

さて、いつまでにどうなりたいですか?

武沢先生のラスト講義はこの一言から。

「さて、いつまでにどうなりたいですか?」

計画が形骸化してしまってはいけない。そういった意図が含まれるこの一言。

受講生らは、今後の経営について「要約すると○○」というシンプルな言葉を用いて回答した。経営計画は、比較し、計測ができるツールだ。

計画したことが出来たのか、出来なかったのか、それはどのぐらいの誤差なのか、全くの手付かずだったのか。計画がなければそれは出来ない。

経営の答えは一つではない。

だからこそ計画に添ってやってみて、やれなかったこと、うまくいかなかったことをまた新たな計画として知恵を絞り出す。

『失敗の科学』(マシュー・サイド著)

失敗は失敗ではない。

未達成、未実行から何を学ぶかがポイントである。

「経営計画は常に見られる状態にして、日々の行動に置き換えて経営を行ってください」

と、熱く誠実な武沢先生の言葉とともに、「第14期経営次進塾」の幕が下ろされた。

編集後記

半年間お付き合いいただきありがとうございました!

次期、第15期次進塾ではどんなストーリーが生まれるでしょうか。

乞うご期待ください!

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